5日間の救急診療コースで自信向上、ウクライナで実験研究

ウクライナ・ドニプロのメチニコフ病院で、通常業務の一環として救急患者の評価および治療に当たる医療従事者50人（レジデント24％、健康教育者18％、病院前医療従事者14％）を対象に、世界保健機関（WHO）-赤十字国際委員会（ICRC）による5日間の基本救急診療（BEC）コース受講後に見られる救急診療の知識および技能に対する自信の変化を準実験的研究で検討。参加者はコース終了後に自由回答形式のアンケートに回答した。 その結果、知識評価スコア（25点満点）は受講前の19点から22点に改善し、技能への自信の自己評価スコア（4点満点）は2.5点から2.9点に改善した（いずれもP＜0.001）。肯定的なフィードバックが最も多かったテーマは「質の高い教育」、「有用な技能セッション」で、建設的なフィードバックでは「翻訳の課題」、「技能セッション時間追加の要請」だった。...