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コロナワクチン、2回目接種後半年間の有効性低下の推移

2022年7月29日  British Medical Journal

英国で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン(BNT162b2とChAdOx1)2回目接種後6カ月間の有効性の推移を電子カルテ連携によるOpenSAFELYコホート研究で推定。感染歴がない成人を対象とし、介護施設入居者と医療従事者は除外した上で、4つのコホートに分けて比較した(65歳以上、18-64歳の臨床的弱者、40-64歳、18-39歳)。 その結果、195万1866例がBNT162b2、321万9349例がChAdOx1の2回接種を受けており、242万2980例がワクチン未接種だった。転帰やワクチン種別に関係なくワクチンの有効性の低下は同程度と推定された。65歳以上のコホートではCOVID-19に起因する入院、COVID-19に起因する死亡、検査陽性の補正ハザード比は4週間当たり1.19(95%CI 1.14-1.24)から1.34(同1.09-1.64)だった。ワクチンの有効性は低下したが、COVID-19に起因する入院率と死亡率は、2回目接種から26週間後までワクチン接種成人の方がワクチン未接種者よりも大幅に低く、ワクチンの有効性はBNT162b2が80%以上...