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前立腺がんに高周波不可逆電気穿孔法が有効

2022年7月31日  JAMA Surgery

限局性および局所進行性前立腺がん(PCa)患者109例(低リスク27例、中リスク82例)を対象に、高周波不可逆電気穿孔法(H-FIRE)の有効性と安全性を非無作為化比較試験で検討。主要評価項目は、6カ月時点の臨床的に意義のあるPCa(csPCa、生検コアのグリーソンスコア7以上、グリーソンスコア6+コア腫瘍長3mm以上または腫瘍量の増加と定義)とした。 その結果、6カ月時点で生検を実施した100例の6カ月csPCa率は6.0%(P<0.001、治療領域内1例および治療領域外5例)で、文献対照に対する優越性基準20%を達成した。14例にPCaが検出され、そのうち2例がグリーソンスコア7、12例が6だった。6カ月時点の前立腺特異抗原(PSA)中央値は1.08ng/mL、国際前立腺症状スコア中央値は4.5点、国際勃起機能指数-5スコア中央値は2.0点だった。試験開始前のグリーソンスコアが7だった患者57例を対象としたサブグループ解析でも優越性基準20%を達成した(6カ月csPCa率3.5%)。...