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若年男性のコロナワクチン、接種間隔延長で心筋炎リスク低下

2022年7月31日  British Medical Journal

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)mRNAワクチン接種後の心筋炎と心膜炎の発生率や危険因子をliving evidence synthesesとレビューで評価。2020年10月6日から2022年1月10日までの文献46報を対象とした。 その結果、思春期男児と若年成人男性が、mRNAワクチン接種後の心筋炎発生率が最も高かった(12-17歳:100万人当たり50-139例、エビデンスの確実性:低、18-29歳:100万人当たり28-147例、確実性:中等度)。5-11歳の男児および女児、18-29歳の女性では、BNT162b2(ファイザー社/ビオンテック社)接種後の心筋炎発生率は100万人当たり20例未満だった(確実性:低)。18-29歳の男女では、mRNA-1273(モデルナ社)ワクチンのほうがBNT162b2ワクチンよりもワクチン接種後の心筋炎発生率が高かった(確実性:中等度)。 12-17歳、18-29歳、18-39歳では、1回目接種後30日以内に2回目を接種した場合よりも31日以上経過後に投与した方が、接種後の心筋炎または心膜炎の発生率が低いと考えられた(確実性:低)。1...