腱中央部の慢性アキレス腱障害患者100例を対象に、運動療法と超音波ガイド下副腎皮質ステロイド注射併用の有効性を無作為化臨床試験で検討。患者を無作為化により運動療法+副腎皮質ステロイド注射群と運動療法+プラセボ注射群に割り付けた。主要評価項目は、試験前から6カ月時点までのVictorian Institute of Sports Assessment-Achilles(VISA-A)スコア(1-100点、高スコアほど症状がない)の変化量とした。 その結果、運動療法+副腎皮質ステロイド注射群のVISA-Aスコア改善量が運動療法+プラセボ注射群より17.7点高かった(P<0.001)。両群ともに重度の有害事象は認められず、追跡期間2年での長期的な悪化も見られなかった。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。