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B細胞悪性腫瘍、zandelisib間欠投与の安全性を確認

2022年8月1日  The Lancet Oncology

再発・難治性B細胞悪性腫瘍患者97例を対象に、ホスファチジルイノシトール3キナーゼp110δ(PI3Kδ)阻害薬zandelisibの単剤療法またはリツキシマブとの併用療法の連日投与または間欠投与の安全性と抗腫瘍効果をヒト初回投与、用量漸増、用量拡大第Ib相試験で検討。主要評価項目は安全性(用量制限毒性と最大耐量)、最小生物学的有効量、抗腫瘍効果の複合評価項目とした。 その結果、用量制限毒性は見られず、最大耐用量は決定されなかった。抗腫瘍活性は各用量で同程度だった(客観的奏効率:zandelisib 60mg群92%、120mg群92%、180mg群83%)。発現率の高かったグレード3-4の有害事象に好中球数減少(間欠投与群17%、連日投与群11%)、下痢(同5%、21%)、肺炎(同2%、16%)などがあった。グレード3-4の有害事象発現率は間欠投与群44%、連日投与群76%、重篤な治療関連有害事象発現率は8%、21%で、治療関連死はなかった。...