痛風のベンズブロマロン、フェブキソスタットに優越性

男性の尿中尿酸排泄低下型痛風患者196例を対象に、1次療法に用いる低用量ベンズブロマロンと低用量フェブキソスタットの効果を前向き無作為化非盲検試験で比較。患者に1日25mgのベンズブロマロンまたは1日20gのフェブキソスタットを12週間投与し、全例に経口重炭酸ナトリウムによる尿アルカリ化を毎日実施した。 その結果、主要評価項目の血清尿酸値目標6mg/dL未満達成率はベンズブロマロン群の方がフェブキソスタット群より高かった（61％ vs. 32％、P＜0.001）。トランスアミナーゼ上昇の発生率はベンズブロマロン群よりフェブキソスタット群の方が高かったが（4％ vs. 15％、P＝0.008）、痛風再燃や尿路結石症などのその他の有害事象に差は見られなかった。...