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食事に塩をかける頻度が高いと早期死亡リスク上昇

2022年8月4日  European Heart Journal

英国バイオバンクの参加者50万1379例を対象に、食事に塩をかける頻度(調理時に使用する塩は含まない)による早期死亡リスクおよび平均余命への影響を検討した。 その結果、中央値9.0年の追跡期間中に1万8474件の早期死亡が確認された。あらゆる死因による早期死亡の多変量調整ハザード比は塩の使用頻度に応じて上昇し、「非使用」または「まれに使用」(基準群)に対して「時々使用」が1.02(95%CI 0.99-1.06)、「たいてい使用」が1.07(同1.02-1.11)、「常に使用」が1.28(同1.20-1.35)だった(傾向のP<0.001)。この関係は、果物と野菜の摂取量が多い人より少ない人の方が顕著だった(相互作用のP=0.02)。「非使用」または「まれに使用」と比べると、「常に使用」で50歳時の平均余命が短縮した(女性1.50年、男性2.28年)。...