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アフリベルセプト、ROPでレーザー治療に非劣性示せず

2022年8月8日  Journal of the American Medical Association

27カ国64施設で、未熟児網膜症(ROP)の早産児118例(平均在胎週数26.3週、女児46.9%、aggressive posterior ROP 16.8%、ZONE I ROP 19.5%、ZONE II ROP 63.7%)を対象に、アフリベルセプト硝子体内投与をレーザー光凝固術と直接比較した第III相非劣性無作為化臨床試験を実施(FIREFLEYE試験)。113例に治療を実施し、104例が試験を完了した。主要評価項目は24週時点の活動期ROPおよび構造的転帰不良なしとする治療成功率とした。 その結果、治療成功率はアフリベルセプト群85.5%、レーザー群82.1%だった(差3.4%)。差の片側95%信用区間(-8.0%-∞)の下限値は非劣性マージンの-5%を下回ったため、アフリベルセプトの非劣性は示されなかった。眼の重篤な有害事象発生率はアフリベルセプト群13.3%、レーザー群7.9%、全身性では24.0%、36.8%だった。アフリベルセプト群で4-9週時に3件の死亡が発生したが、いずれも治療関連ではないと思われた。...