5-11歳のコロナワクチン接種、有害事象はまれ

米国のワクチン接種後の副反応や有害事象などを報告する3つの安全性モニタリングシステムのデータを用いて、5歳から11歳までの小児でのファイザー社製新型コロナウイルス感染症（COVID-19）ワクチン接種の安全性を検討。COVID-19ワクチン接種プログラム開始後4カ月間のデータを対象とした。 その結果、v-safe（スマートフォンによる自発報告システム）では、5歳から11歳までの小児4万8795例が登録され、軽度から中等度の反応、ワクチン接種の翌日、2回目接種後の報告が多かった。VAERS（疾病対策予防センターと米国食品医薬品局が共同で運営する全国的な自発報告システム）では、有害事象報告7578件の97％が重篤ではなかった。重篤な194件をレビューし、心筋炎15例を検証すると、8例が2回目接種後の男児だった（報告率は100万接種当たり2.2件）。Vaccine Safety Datalink（電子カルテをモニタリングする監視システム）では安全性シグナルは検出されなかった。...