sabizabulinでCOVID-19入院患者の死亡率半減
急性呼吸窮迫症候群と死亡のリスクが高い中等症ないし重症新型コロナウイルス感染症(COVID-19)入院成人患者204例を対象に、sabizabulinの有効性を検討した多施設共同第III相無作為化プラセボ対照試験で検討。無作為化した最初の150例を対象とした中間解析の結果が報告された。主要評価項は、60日目までの全死因死亡率とした。 その結果、その結果、プラセボとの比較で、sabizabulin治療により死亡の24.9ポイントの絶対減少、55.2%の相対減少が認められた(オッズ比3.23、95%CI 1.45-7.22、P=0.0042)。死亡率はsabizabulin群が20.2%だったのに対し、プラセボ群が45.1%だった。sabizabulin群はプラセボ群よりもICU滞在日数に43%(P=0.0013)、機械的換気日数に49%(P=0.0013)、入院日数に26%(P=0.0277)の相対減少が見られた。sabizabulin群はプラセボ群よりも有害事象および重篤な有害事象の発現が少なかった。...
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