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すべり症、Roussouly分類タイプ2は再手術リスク高い

2022年8月10日  専門誌ピックアップ

腰椎すべり症に対するL4-5の経椎間孔腰椎椎体間固定術(TLIF)を施行した患者174例(女性115例、平均年齢62.3歳)を対象に、隣接椎間変性(adjacent segment degeneration:ASD)による再置換率とRoussouly分類タイプとの関連を後ろ向き試験で検討。132例がグレードI、42例がグレードIIのすべり症だった。平均追跡期間は45.2カ月だった。 その結果、TLIF後の再置換術施行率は12.6%だった。Roussouly分類別の再置換術施行率は、1型が14.3%、2型が22.6%、3型が4.9%、4型が15.6%だった(P=0.013)。PI-LLが正常(8.85度±6.83度)の3型で再置換術施行率が4.9%と最も低く、PI-LLがミスマッチ(11.06度±8.81度)の2型で22.6%と最も高く、4倍の差が見られた(P=0.013)。各Roussoulyタイプで、術後にPI-LLミスマッチの有意な変化は見られなかった。...