脳卒中既往のないEnglish Longitudinal Study of Ageing(ELSA試験)参加者1万797例(平均年齢64.6±9.9歳、女性54.8%)を対象に、脳卒中発症前後の抑うつ症状の変化を検討。12年間の追跡で425例が脳卒中を発症した。 脳卒中発症群と年齢、性別、血管危険因子などでマッチさせた非発症群を比較した結果、脳卒中発症群では脳卒中発症前に抑うつ症状の悪化が認められた。脳卒中サバイバーでは抑うつ症状がさらに増加し、症状は数年間にわたり持続した。症状の解析で、脳卒中サバイバー群と対照群の脳卒中発症前後の抑うつ症状は、気分関連および疲労関連の症状で差が最も顕著だった。...
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