COVID-19、血液粘度が高いと死亡率も高い

米国で、新型コロナウイルス感染症（COVID-19）で入院した患者5621例を対象に、血液粘度と死亡の関係を検討。Walburn-Schneckモデルを用いて推定血液粘度（eBV）を算出し、多変量Cox比例ハザードモデルを用いてeBVと死亡率の関連を評価した。 高剪断でのeBVおよび低剪断でのeBVが1センチポアズ上昇すると、死亡率はそれぞれ36.0％および7.0％上昇した（P＜0.001）。高剪断でのeBVが最高四分位の参加者は、最低四分位の参加者よりも死亡率が高かった（調整ハザード比1.53、95％CI 1.27-1.84）。この関連は複数のサブグループで一貫しており、並存疾患のない患者で顕著だった（調整ハザード比1.69、95％CI 1.28-2.22）。...