1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. ロスバスタチンによる血尿、蛋白尿のリスクを評価

ロスバスタチンによる血尿、蛋白尿のリスクを評価

2022年8月11日  専門誌ピックアップ

2011-19年の匿名の電子医療記録データを用いて、ロスバスタチン使用による血尿および蛋白尿リスクを検討。ロスバスタチン新規使用者15万2101例、アトルバスタチン新規使用者79万5799例を特定した。 その結果、追跡期間中央値3.1年での血尿発生率は2.9%、蛋白尿発生率は1.0%だった。アトルバスタチン群との比較で、ロスバスタチン群は血尿(ハザード比1.08、95%CI 1.04-1.11)、蛋白尿(同1.17、1.10-1.25)、腎代替療法を要する腎不全(KFRT、同1.15、1.02-1.30)のリスクが高かった。推算糸球体濾過量(eGFR)が30mL/分/1.73m2未満の患者の44%が米国食品医薬品局(FDA)推奨用量(最大1日量10mg)を超える20mgまたは40mgのロスバスタチンを処方されていた。リスクはロスバスタチンの用量増加に伴い高くなった。...