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大細胞型B細胞リンパ腫の2次治療、liso-celで全奏効率8割

2022年8月11日  The Lancet Oncology

1次治療を終了し造血幹細胞移植が不適応の再発・難治性大細胞型B細胞リンパ腫患者61例(年齢中央値74歳)を対象に、2次治療に用いるCD-19標的自家キメラ抗原受容体(CAR)T細胞療法lisocabtagene maraleucel(liso-cel)の効果を非盲検第II相試験で検討(PILOT試験)。主要評価項目は全奏効率とした。 中央値12.3カ月の追跡期間の結果、全奏効率は80%(P<0.0001)だった。発現率の高かったグレード3以上の治療関連有害事象は好中球減少症(48%)、白血球減少症(21%)、血小板減少症(20%)で、重篤な治療関連有害事象の発現率は21%だった。治療関連死はなかった。サイトカイン放出症候群(38%、グレード3が1例)と神経学的事象(31%、同3例)が見られたが、グレード4以上の事象や死亡は見られなかった。...