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推奨量以上の運動で死亡リスクがさらに低下

2022年8月13日  専門誌ピックアップ

推奨量以上の身体活動が死亡リスクに及ぼす影響をコホート研究で検討[2018年の運動ガイドラインでは1週間当たり150-300分の中強度の運動(MPA)または75-150分の高強度の運動(VPA)を推奨]。米国の大規模前向きコホート2件(Nurses' Health StudyとHealth Professionals Follow-up Study、成人計11万6221例)を解析した。 その結果、追跡調査期間30年で、死亡4万7596件を特定した。MPAおよびVPAを相互に調整した分析では、VPAなしに対する余暇のVPA推奨量(75-149分/週)を長期的に満たしている場合のハザード比は、全死因死亡が0.81(95%CI 0.76-0.87)、心血管疾患(CVD)死亡が0.69(95%CI 0.60-0.78)、CVD以外の死亡が0.85(95%CI 0.79-0.92)だった。余暇のMPA推奨量を満たす場合(150-299分/週)も同様に、全死因死亡、CVD死亡、CVD以外の死亡のリスクが19-25%低下した。このほか、推奨量の2-4倍に当たる余暇のVPA(150-299分/週)また...