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心房細動、早期洞調律維持療法の効果を種類別に比較

2022年8月14日  Journal of the American College of Cardiology

心房細動(AF)の早期治療を評価したEAST-AFNET4試験の2次解析で、AFの種類や治療実施のタイミングが早期の洞調律維持療法(リズムコントロール、ERC)の効果に及ぼす影響を検討。新規診断AF患者(FDAF)1048例、発作性AF患者(paroxlAF)994例、持続性AF患者(persAF)743例を特定し、平均1.5年の追跡期間にわたりAFの種類別に主要評価項目(1次評価:心血管死、脳卒中、心不全および急性冠症候群による入院;2次評価:1年間の入院日数)を比較した。 その結果、FDAF、paroxAF、persAFの3群ともにERCによる主要評価項目の抑制が確認された。急性冠症候群による入院は、paroxAF群(発生率比0.64、95%CI0.32-1.25)およびpersAF群(同0.50、0.25-1.00)と比較して、FDAF群(同1.50、0.83-2.69、相互作用のP=0.032)が最も多かった。入院日数もparoxAF群(同0.84、0.67-1.03)およびpersAF群(同1.02、0.80-1.30)より、FDAF群の方が長かった(同1.38、1.12-1...