2014-19年のMichigan Spine Surgery Improvement Collaborative(MSSIC)に登録された腰椎手術を施行した患者を対象に、仕事復帰の関連因子を検討(MSSIC試験)。全患者が仕事復帰を希望していた。 その結果、仕事復帰率は手術から90日後の63%(5591例中3542例)から1年後では75%(4147例中3143例)、2年後では74%(2866例中2133例)に増加した。一般化推定方程式モデルで、臨床変数と手術変数ともに90日後、1年後、2年後の仕事復帰の予測因子ではなかった。 社会経済的因子が統計学的有意に達し、術前の雇用と保険加入状態が最も強い関連因子だった。術前に雇用されていた患者のサブ解析で、保険のみが仕事復帰の関連因子だった。術前に無職だった患者の仕事復帰率は、90日後の29%から1年後に44%、2年後に46%と増加した。90日後、1年後、2年後の仕事復帰との有意な関連因子は、民間保険に対するメディケイドへの加入および男性だった。...
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