加工食品のカロリー表示で購入カロリーは減るのか

米国の大手スーパーマーケット173店舗で、調理済み食品および同類包装食品のカロリー表示による購入カロリーの変化を中断時系列分析で検討。実施前2年間（2015年4月から2017年4月）と実施後7カ月間（2017年5月から2017年12月）を対照食品（その他の全食品）と比較した。 その結果、カロリー表示開始後、購入1回当たりの平均カロリーは、調理パンが平均5.1％減少、デリミートおよびチーズが11.0％減少した。調理済みの主菜および副菜には変化が見られなかった（変化量0.3％、同－2.5-3.0％）。このほか、カロリー表示によって包装されたパン類（変化量－3.9％、同－4.3-－3.6）、包装された主菜および副菜（変化量－1.2％、同－1.4-－0.9）、包装されたデリ食品（変化量－2.1％、同－2.4-－1.7）の購入1回当たりのカロリーも減少した。...