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抗がん剤の神経毒性による耳鳴・難聴の頻度

2022年8月17日  専門誌ピックアップ

神経毒性のある化学療法を受けたがん経験者を対象に、使用薬剤別の難聴と耳鳴の発生率を検討。プラチナ系製剤単独、タキサン系製剤単独または両剤を用いたレジメンで治療を受けた乳がん、消化器がん、婦人科がん、肺がんの経験者273例に、自己報告による耳鳴の評価とオージオグラムによる難聴の評価を実施した。 その結果、難聴の発生率は52.3-71.4%、耳鳴の発生率は37.1-40.0%だった。難聴と耳鳴の発生率および影響について、3つの化学療法群に差は認められなかった。...