感覚運動の再訓練で慢性腰痛が改善

慢性（3カ月以上）非特異的腰痛患者276例（平均年齢46歳、女性50％）を対象に、段階的な感覚運動の再訓練介入（RESOLVE）の疼痛強度に対する効果を並行2群間無作為化試験で検討した。 介入群（138例）には、腰痛があるときの動作や身体活動に関する教育および支援を主体とした週1回のセッションおよび自宅での訓練（全12回）を実施し、対照群（138例）には同等のセッションおよび訓練に加えて、レーザーや非侵襲的脳刺激の偽治療を実施した。18週時点での疼痛強度を0-11点の順序尺度で評価し、群間の臨床的意義のある最小重要差を1.0点とした。 その結果、261例（95％）が18週後の追跡調査を完遂した。試験開始前および18週時点の平均疼痛強度は、介入群が5.6点および3.1点、対照群が5.8点および4.0点だった。18週時点での群間推定平均差は－1.0点（95％CI －1.5-－0.4、P＝0.001）で、介入群の方が優れていた。...