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コロナ患者の12.7%にLong COVID症状

2022年8月18日  Lancet

オランダ北部の住民対象前向きコホート研究Lifelinesの参加者を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)急性期から回復した後の長期症状を検討。全参加者にオンライン調査の案内を送付し、2020年3月31日から2021年8月2日までに7万6422例(平均53.7歳、女性60.8%)から得られた回答計88万3973件を解析した。 回答者のうち4231例(5.5%)がCOVID-19を発症していた。COVID-19診断後90-150日時点で遷延する症状(胸痛、息苦しさ、呼吸時の痛み、筋肉痛、味覚または嗅覚の消失、四肢のしびれ、咽頭のしこり、熱感と寒気が交互に出現、四肢のだるさ、全身倦怠感)をCOVID-19診断前と比較し、さらにマッチさせた対照8562例とも比較した。 その結果、患者の12.7%で、このような症状がCOVID-19に起因するものと考えられた。COVID-19診断後90-150日時点またはマッチさせた時点で症状の1つ以上に重症度の増加(中等度以上)を認めた割合は、COVID-19陽性者が21.4%だったのに対し、COVID-19陰性対照では8.7%だった。...