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日本人2型糖尿病患者にtirzepatide単剤療法が有望

2022年8月18日  専門誌ピックアップ

日本人2型糖尿病患者636例(平均56.6歳、男性76%)を対象に、新規GIP/GLP-1受容体作動薬tirzepatideの有効性と安全性を第III相無作為化二重盲検試験で評価(SURPASS J-mono)。患者をtirzepatide 5mg、10mg、15mg、対照(デュラグルチド0.75mg)に均等に割り付けた。 その結果、52週目の最小二乗平均によるHbA1c減少量は、5mg群-2.4、10mg群-2.6、15mg群-2.8、対照群-1.3だった。対照群に対する推定平均治療差は、5mg群-1.1、10mg群-1.3、15mg群-1.5だった(いずれもP<0.0001)。tirzepatideによる用量依存的な体重減少が認められ、最小二乗平均差が5 mg群-5.8 kg(-7.8%減)、10 mg群-8.5 kg(-11.0%減)、15 mg群-10.7 kg(-13.9%減)だったのに対し、対照群は-0.5kg(-0.7%減)だった。試験治療下で発現した主な有害事象は、悪心(5mg群12%、10mg群20%、15mg群20%、対照群8%)、便秘(同15%、18%、14%、1...