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6mm以下の腎結石、除去で再発リスク低下

2022年8月18日  New England Journal of Medicine

小さな(6mm以下)無症状の腎結石の内視鏡的除去による便益を多施設共同無作為化比較試験で検討。尿管または対側腎の結石の内視鏡的除去術中、小さな無症状の結石が確認された患者を対象とし、38例では除去し(治療群)、35例では除去せず(対照群)、転帰を比較した。主要評価項目は再発とした。 その結果、平均追跡期間の4.2年時点で、治療群は再発までの期間が対照群より長かった(ログランク検定によりP<0.001)。再発までの制限付き平均期間は治療群の方が対照群より75%長かった(1631.6日 vs. 934.2日)。再発リスクは治療群の方が対照群より82%低く(ハザード比0.18、95%CI 0.07-0.44)、再発した患者の割合は治療群が16%、対照群が63%だった。...