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黒色腫にレンバチニブ+ペムブロリズマブが有効

2022年8月19日  Journal of Clinical Oncology

進行性悪性黒色腫に対するチロシンキナーゼ阻害薬レンバチニブと抗 PD-1 抗体ペムブロリズマブ併用療法を第II相試験で評価(LEAP-004試験)。PD-1/PD-L1免疫チェックポイント阻害薬単独または他剤との併用治療から12週間以内に病態進行(PD)が確認された切除不能III-IV期悪性黒色腫103例を対象に、レンバチニブ20mgの1日1回経口投与およびペムブロリズマブ 200mgの3週間に1回(最大35回投与)静脈内投与を実施した。主要評価項目は、独立中央判定によるRECISTの客観的奏効率(ORR)バージョン1.1とした。 追跡期間中央値15.3カ月で、ORRは21.4%(完全奏効2.9%、部分奏効18.4%)、奏効期間中央値は8.3カ月だった。抗PD-1と抗CTLA-4(細胞傷害性Tリンパ球抗原4)の併用療法後にPDとなった30例のORRは33.3%、無増悪生存期間中央値は4.2カ月、全生存期間中央値は14.0カ月だった。47例にグレード3-5の治療関連有害事象が発生し、高血圧(21.4%)が最も多かった。1例が治療に起因する事象のため死亡した。...