米国で、小児および若年成人に対する外来での経口マクロライド系抗菌薬使用による感音性難聴リスクを後ろ向き症例対照研究で検討。全国代表患者集団より年齢、性別、処方日からの経過期間でマッチさせたペア875組(平均年齢5.7歳、男性62%)を対象に、多変量条件付きロジスティック回帰解析を実施した。 その結果、感音性難聴患者では、ペニシリン系抗菌薬よりマクロライド系抗菌薬の処方のオッズが高かった(調整後オッズ比1.31、95%CI 1.05-1.64)。抗菌薬曝露後180日以上経過後に診断を受けた場合、ペニシリン系抗菌薬曝露よりマクロライド系抗菌薬曝露のオッズの方が有意に高かった(同1.79、1.23-2.60)。...
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