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症候性コロナ、感染力は5日以上持続

2022年8月19日  専門誌ピックアップ

米国のコホート研究で、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)罹患後の症状持続期間と家庭用迅速抗原検査(RAT)陽性との関連性を検討した。2022年1月5日から2月11日までに40例(平均34歳、女性57.5%、ワクチン3回目接種完了90.0%)を登録し、COVID-19診断後6日目以降のRAT陽性率、COVID-19症状、ウイルス培養陽性率を比較した。 配列決定した株の96-99%がオミクロンBA.1だった。6日目にRATが陰性だったのは10例(25.0%)のみで、14日目には全例が陰性となった。RATが初めて陰性になった日と年齢(R2=0)、最後のワクチン接種からの時間(R2=0.05)、診断時のサイクル閾値(R2=0.03)に相関は見られなかった。RATが初めて陰性となった日までの平均期間は、無症候性患者7例が8.1日だったのに対し、症候性患者33例では9.3日だった(P=0.14)。症状がないと報告した患者でも、6-14日目にRATが陽性となる頻度が高かった(68%)。 17例が6日目にウイルス培養検査を受け、そのうち12例はRATが陽性で培養結果も陽性だった(前鼻腔5例、...