英国で重症の精神疾患の診断を受けた患者6万8789例とマッチさせた対照27万4827例を対象に、診断前後5年間の慢性的な身体的状態(24疾患)の累積有病率をコホート研究で検討した。 その結果、重症の精神疾患診断時に特に有病率が高かった疾患は、喘息(15.38%)、高血圧(12.64%)、糖尿病(7.12%)、神経疾患(5.06%)および甲状腺機能低下症(4.17%)だった。対照との比較で、統合失調症患者は診断時に24疾患のうち5疾患のオッズ、双極性障害患者および他の精神病患者はそれぞれ15疾患のオッズが高かった。診断後5年時点でオッズの高い疾患は、統合失調症患者で13疾患、双極性障害患者で19疾患、他の精神病患者では16疾患に増加した。...
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