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日本人2型糖尿病患者にtirzepatide併用が有効

2022年8月21日  専門誌ピックアップ

日本人2型糖尿病患者443例(20歳以上)を対象に、経口血糖降下薬単剤とtirzepatideの併用の安全性と有効性を第III相多施設無作為化非盲検並行群間試験で検討(SURPASS J-combo試験)。経口血糖降下薬(スルホニル尿素薬、ビグアナイド、αグルコシダーゼ阻害薬、チアゾリジンジオン、グリニド系薬、SGLT2阻害剤)を安定用量で3カ月以上単剤投与しているが血糖が十分コントロールできていない(HbA1c 7.0%以上11.0%未満)患者を経口血糖降下薬群で層別化し、tirzepatide 5mg投与群、10mg投与群、15mg投与群に均等に割り付けた。 その結果、試験治療下で発現した有害事象の発現頻度は、15mg群(84%)が5mg群(74%)や10mg群(74%)よりも高かった。試験治療下で発現した主な有害事象は、軽度ないし中等度の鼻咽頭炎(17%)、悪心(17%)、便秘(12%)、下痢(12%)、食欲減退(10%)だった。 52週時点の体重の平均変化量は、5mg群-3.8kg(-5.1%減)、10mg群-7.5kg(-10.1%減)、15mg群-10.2kg(-13.2%...