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限局期ホジキンリンパ腫にBV併用AVD療法でPET陰性率改善

2022年8月21日  専門誌ピックアップ

治療歴がない限局期予後不良ホジキンリンパ腫患者170例(18-60歳)を対象に、ブレンツキシマブ ベドチン(BV)併用AVD療法(ドキソルビシン+ビンブラスチン+ダカルバジン)の有効性および安全性を多施設無作為化第II相試験で検討(BREACH試験)。2サイクル終了時にPET陰性(Deauvilleスコア1-3)となる患者の割合が75%を超えるかを評価した。 その結果、2サイクル後のPET陰性率はBV-AVD群が82.3%、標準治療のABVD療法(ドキソルビシン+ブレオマイシン+ビンブラスチン+ダカルバジン)群が75.4%、2年無増悪生存率(PFS)はそれぞれ97.3%、92.6%だった。総腫瘍量が多いとPFSが有意に不良で(ハザード比17.9、95%CI 2.2-145.5、P<0.001)、高腫瘍量患者の2年PFSはBV-AVD群が90.9%、ABVD群が70.7%だった。...