ART出生児、自然妊娠児との発達の差は思春期には消失
欧州、アジア太平洋地域および北米の住民対象コホート研究26件を用いて、生殖補助医療(ART)による出生児の幼児期から思春期までの発達および肥満への影響を検討。主要評価項目は身長、体重、BMIとし、13の年齢群のランダム効果メタ解析で結果を統合した。各年齢群のメタ解析の対象は最大15万8066例(ARTによる出生児4329例)だった。 その結果、ART出生児は自然妊娠での出生児より幼児期から青年期早期まで身長が低く、体重が軽く、細身だった。差は幼少期が最も大きく、年齢とともに縮小した。体重の調整後平均差は、生後3カ月未満が-0.27SD単位、生後17-23カ月が-0.16SD単位、6-9歳が-0.07SD単位、14-17歳が-0.02SD単位だった。...
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