眼科切開手術歴のない薬物療法でコントロール不良な緑内障患者242例242眼を対象にチューブシャント手術とマイトマイシンC併用の線維柱帯切除術を比較した多施設無作為化臨床試験(PTVT試験)の5年転帰を報告。主要評価項目は、眼圧21mmHg超または試験開始前からの低下度20%未満、眼圧5mmHg以下、緑内障再手術、光覚喪失と定義した治療失敗率とした。 その結果、5年後の治療失敗の累積確率はチューブシャント群が42%、線維柱帯切除群が35%だった(ハザード比1.31、95%CI 0.86-2.01、P=0.21)。5年後の眼圧はチューブシャント群が13.4mmHg、線維柱帯切除群が13.0mmHg(P=0.52)、緑内障治療薬の数はそれぞれ2.2、1.3だった(P<0.001)。...
m3.comは、医療従事者のみ利用可能な医療専門サイトです。会員登録は無料です。