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小児の破壊的行動障害にスクリーンタイムが影響

2022年8月24日  専門誌ピックアップ

Adolescent Brain Cognitive Development (ABCD) Studyのデータ(参加者1万1875人)を解析し、9-11歳の小児のスクリーンタイムと破壊的行動障害[行為障害(CD)および反抗挑戦性障害(ODD)]との前向きの関連を検討した。 1年の追跡の結果、1日の合計スクリーンタイム1時間増加当たりCD有病率が7%、ODD有病率が5%上昇した。ソーシャルメディアの1日の使用時間1時間増加当たりCD有病率が62%上昇した。1日1時間のビデオチャット(有病率比1.21、95%CI 1.06-1.37)、テキストメッセージ(同1.19、1.07-1.33)、テレビと映画(同1.17、1.10-1.25)またはビデオゲーム(同1.14、1.07-1.21)の使用でODD有病率が上昇した。閾値は1日の合計スクリーンタイム4時間超で、CD有病率が69%上昇し、ODD有病率が46%上昇した。...