1. m3.comトップ
  2. 海外ジャーナル
  3. 超加工食品の摂取が多いほど認知症リスク上昇

超加工食品の摂取が多いほど認知症リスク上昇

2022年8月24日  専門誌ピックアップ

24時間食事評価のデータが2回以上得られた55歳以上の英国バイオバンク参加者7万2083人を対象に、超加工食品の摂取と認知症リスクの関係を71万7333人年の追跡期間(中央値10.0年)の前向きコホート研究で検討。コックス比例ハザードを用いて、食事に占める超加工食品の割合と認知症リスクの関連を推定した。 その結果、完全調整モデルで、超加工食品の摂取で認知症(超加工食品10%増加当たりハザード比1.25、95%CI 1.14-1.37)、アルツハイマー病(同1.14、1.00-1.30)、および血管性認知症(同1.28、1.06-1.55)のリスクの上昇が見られた。食事中の超加工食品の重量10%を未加工または最小限の加工食品に換えた場合、認知症リスクが19%低下すると推定された(ハザード比0.81、95%CI 0.74-0.89)。...