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コロナ重症化予防、既存3剤の効果は

2022年8月24日  New England Journal of Medicine

肥満または過体重の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)外来成人患者を対象に、転用薬3剤(メトホルミン、イベルメクチン、フルボキサミン)による重症化予防効果を第III相二重盲検無作為化プラセボ対照試験で検討。主要複合評価項目は、低酸素血症(家庭用酸素濃度計で酸素飽和度93%以下)、救急部受診、入院または死亡とした。 その結果、1323例(年齢中央値46歳、女性56%、うち妊婦6%、ワクチン接種済み52%)を解析対象とした。主要評価項目発生の補正オッズ比は、メトホルミンが0.84(95%CI 0.66-1.09、P=0.19)、イベルメクチンが1.05(同0.76-1.45、P=0.78)、フルボキサミン0.94(同0.66-1.36、P=0.75)だった。 副次解析の結果、救急外来受診、入院または死亡の補正オッズ比は、メトホルミンが0.58(同0.35-0.94)、イベルメクチンが1.39(同0.72-2.69)、フルボキサミンが1.17(同0.57-2.40)だった。入院または死亡の補正オッズ比は、メトホルミンが0.47(同0.20-1.11)、イベルメクチンが0.73(同0....