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コロナ入院患者の静脈血栓塞栓症リスク、インフルより高い

2022年8月26日  Journal of the American Medical Association

COVID-19入院患者を対象に、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)患者の動脈血栓塞栓症(急性心筋梗塞または虚血性脳卒中)と静脈血栓塞栓症(深部静脈血栓症または肺塞栓症)のリスクを後ろ向きコホート研究で評価。COVID-19ワクチン接種開始前(2020年4月-11月、4万1443例)とワクチン接種開始後(2020年12月-2021年5月、4万4194例)のCOVID-19入院患者をCOVID-19流行前(2018年10月-2019年4月)のインフルエンザ入院患者8269例と比較した。 その結果、動脈血栓塞栓症の90日絶対リスクは、インフルエンザ患者の14.4%に対し、ワクチン接種開始前のCOVID-19患者が15.8%、ワクチン接種開始後のCOVID-19患者が16.3%だった(インフルエンザ患者に対する補正済みハザード比:ワクチン接種開始前1.04、95%CI 0.97-1.11、ワクチン接種開始以降1.07、1.00-1.14)。 静脈血栓塞栓症の90日絶対リスクは、インフルエンザ患者の5.3%に対し、ワクチン接種開始前のCOVID-19患者が9.5%、ワクチン接種開始以...