超早産児に対する積極的治療開始に人種格差、米
2022年8月26日
Journal of the American Medical Association
2014-20年の米全国保健統計センターの出生率データを用いて、生育限界期間(在胎22週0日-25週6日)に出生した児に対する積極的治療実施の傾向を横断的記述研究で検討。臨床的異常のない単胎児6万1908例を対象とし、サーファクタント療法、出生時の即時補助換気、6時間以上の補助換気、抗菌薬治療の複合を積極的治療と定義した。 出生児は、5%がアジア人/太平洋諸島民、37%が黒人、24%がヒスパニック、34%が白人で、在胎週数は14%が22週、21%が23週、30%が24週、34%が25週だった。児の52%が積極的治療を受けていた。積極的治療の頻度は2014年から2020年にかけて全人種/民族で大きく上昇した(平均年間変化率3.9%)。 白人から出生した児(57.0%)と比べると、アジア人/太平洋諸島民(46.2%、調整リスク比0.82、95%CI 0.79-0.86)、黒人(51.6%、同0.90、0.89-0.92)、ヒスパニック系(48.0%、同0.83、0.81-0.85)から出生した新生児が積極的治療を受ける割合が有意に低かった。...
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