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口腔がん術中凍結切片組織診断による断端診断精度を評価

2022年8月27日  専門誌ピックアップ

口腔扁平上皮がん(OCSCC)の手術施行患者を対象に、術中凍結切片組織診断(IFSH)に用いる標本の断端診断精度を横断研究で検討。OCSCC患者1104例(男性56.8%、年齢中央値62歳)のIFSH標本4821個を使用した。 その結果、IFSHと同じ組織の永久切片と比較したIFSHの感度は76.5%、特異度は99.9%と高く、結果の不一致率は0.5%だった。バイナリ法を使用した分類による組織病理学的報告では、最終標本の断端陽性率は11.7%だった(上皮内がん、疑い例、陽性含む)。最終腫瘍標本病理組織評価(FTSH)と比較したIFSHの断端診断の感度は10.8%、特異度は99.1%で、結果の不一致率は4.0%だった。...