妊娠中のコロナワクチン接種で早産・死産のリスク増えず
2022年8月28日
British Medical Journal
カナダ・オンタリオ州で妊娠中の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)ワクチン接種による早産、超低出生体重および死産のリスクを住民対象後ろ向きコホート研究で検討した。 その結果、出産8万5162件のうち4万3099件(50.6%)が妊娠中に1回以上COVID-19ワクチンを接種した妊婦からの出生だった(mRNAワクチン接種率99.7%)。妊娠中にワクチン接種しても、早産全体(ワクチン接種者6.5% vs. 非接種者6.9%、補正ハザード比1.02、95%CI 0.96-1.08)、自然早産(同3.7% vs. 4.4%、0.96、0.90-1.03)および超早産(同0.59% vs. 0.89%、0.80、0.67-0.95)のリスク上昇は見られなかった。超低出生体重(同9.1% vs. 9.2%、0.98、0.93-1.03)および死産(同0.25% vs. 0.44%、0.65、0.51-0.84)のリスク上昇も認めなかった。...
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