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アスピリン頻回使用で卵巣がんリスク低下

2022年8月30日  専門誌ピックアップ

週6日以上のアスピリン頻回使用と卵巣がんリスクの関連をメタ解析で検討。Ovarian Cancer Cohort Consortiumのコホート研究9件(計2600例)、Ovarian Cancer Association Consortiumの症例対照研究8件(計5726例)の個別患者データを解析対象とした。 その結果、アスピリン頻回使用で卵巣がんリスクが13%低下し、試験デザインや組織型による有意な異質性は見られなかった(P=0.48、0.60)。卵巣がんの危険因子(子宮内膜症、肥満、乳がん/卵巣がんの家族歴、未経産、経口避妊薬使用、卵管結索)で定義したサブグループの解析で、子宮内膜症群では関連が見られなかったものの、その他の危険因子群ではリスク低下が認められ(相対リスク0.79-0.93、いずれも異質性のP>0.05)、2個以上の危険因子保有群でもリスク低下が認められた(相対リスク0.81、95%CI 0.73-0.90)。...