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出産前のベタメタゾン減量、出生児の転帰で非劣性示されず

2022年9月2日  Lancet

早産のリスクがある単胎児妊娠女性3244例を対象に、出産前のベタメタゾンの投与量を半量に減らした場合の出生児の転帰を無作為化多施設共同二重盲検プラセボ対照非劣性試験で検討。 妊娠32週までにベタメタゾン(11.4 mg)を1回投与した18歳以上の妊婦を全量群(24時間後に2回目のベタメタゾン投与)と半量群(24時間後にプラセボ投与)に割り付けた。主要評価項目は、出生後48時間以内のサーファクタント気管内投与の必要性とした。 新生児3141例を解析対象とした。intention-to-treat解析で、主要評価項目の発生割合は半量群20.0%、全量群17.5%で(リスク差2.4%、95%CI -0.3-5.2)、群間差の95%CIの上限が4ポイント未満という非劣性の基準を満たさなかった。新生児死亡、グレード3-4の脳室内出血、ステージ2以上の壊死性腸炎、重症未熟児網膜症、気管支肺異形成の発生率に群間差は認められなかった。...