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糖尿病性神経障害、鎮痛薬3剤の効果はほぼ同じ

2022年9月3日  Lancet

糖尿病性末梢神経障害性疼痛(DPNP、1日の疼痛の平均NRSスコア4以上)患者130例を対象に、第1選択とされる鎮痛薬の単剤療法および併用療法の有効性と忍容性を多施設共同無作為化二重盲検クロスオーバー試験で検討した(OPTION-DM)。 患者を無作為化により6群に割り付け、アミトリプチリン+プレガバリン補助(A-P)、プレガバリン+アミトリプチリン補助(P-A)、デュロキセチン+プレガバリン補助(D-P)の3つの投与法を6通りの順序で実施した。1剤目を単剤療法として6週間投与し、NRS>3の場合に2剤目を補助として併用した(全体で16週間)。主要評価項目は、各投与法の最終週7日間に見られた1日の疼痛の平均の差とした。 その結果、7日間の平均NRSスコアは、3つの投与法いずれでも投与前の平均6.6から16週時点には3.3に減少した。平均差は、A-P に対するD-Pが-0.1(98.3%CI -0.5-0.3)、A-Pに対するP-A が-0.1(同-0.5-0.3)、D-Pに対するP-Aが0.0(同-0.4-0.4)だった。併用療法を実施した患者の平均NRSの減少は、単剤療法を継続した患...