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飲酒量が増えるとがんリスクも上昇する

2022年9月4日  専門誌ピックアップ

韓国の保険加入者データを用いた住民対象コホート研究で、飲酒量の変化がアルコール関連がんおよびがん全体の発症率に及ぼす影響を検討。飲酒量を非飲酒(0g/日)、少量(15g/日未満)、中等量(15-29.9g/日)、または多量(30g/日以上)に分類し、さらに参加者の飲酒量の変化を評価した。主要評価項目は、アルコール関連がんの新規診断とした。 その結果、追跡期間中央値6.4年で、参加者451万3746例(平均53.6歳、男性51.5%)のがん発症率は1000人年当たり7.7だった。非飲酒から少量(補正ハザード比1.03、95%CI 1.00-1.06)、中等量(同1.10、1.02-1.18)、多量(同1.34、1.23-1.45)へと飲酒量が増加した群ではリスクが上昇した。多量飲酒を維持するグループと比較するおt、多量から中等量(アルコール関連がん:同0.91、0.86-0.97、全がん:同0.96、0.92-0.99)または少量(アルコール関連がん:同0.92、0.86-0.98、全がん:同0.92、0.89-0.96)へと減少したグループではリスクが低下した。...