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若年者の不安障害、カンナビジオールで改善

2022年9月5日  専門誌ピックアップ

抗うつ薬や認知行動療法で臨床的改善が見られなかった12-25歳の不安障害患者31例を対象に、カンナビジオール(CBD)の有効性および安全性を非盲検試験で検討。主要評価項目は、不安の重症度と生活障害の全般尺度(OASIS)で評価した12週時点の不安重症度の改善とした。 その結果、平均OASISスコアは試験開始前の10.8から12週の6.3に低下し、低下率は42.6%だった(P<0.0001)。抑うつ症状(P<0.0001)、臨床全般印象度(CGI)-重症度尺度スコア(P=0.0008)、社会的および職業的機能(P=0.04)に有意な改善が見られた。有害事象報告率は80.6%で、倦怠感、気分の落ち込み、ホットフラッシュ、寒気などだった。重篤な有害事象や予期せぬ有害事象は認められなかった。...