急速な嗅覚低下でのちのアルツハイマー病を予測
2022年9月6日
Alzheimer's & Dementia
高齢者515例を対象に、認知が正常な期間の嗅覚低下進行速度がのちのアルツハイマー病(AD)や脳の異常形態を予測するかを縦断研究で検討。最長追跡期間は18年だった。全参加者に年1回の嗅覚、認知機能、認知症の評価を実施し、121例の断面サブサンプルで灰白質体積(GMV)を定量化した。 APOE-ε4遺伝子型、認知症危険因子、人口統計学的因子で調整した回帰モデルでの解析の結果、認知正常期間の急速な嗅覚低下でのちの軽度認知障害(MCI)または認知症の発症リスクの上昇(オッズ比1.89、95%CI 1.26-2.90、P<0.01)およびADと嗅覚領域でのGMV低下(β=-0.11、95%CI -0.21--0.00)を予測した。...
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