2004-15年のスペインの退院患者レジストリに登録された急性骨髄性白血病(AML)患者2万6472例を対象に、AML診断の季節変動および長期的傾向を検討した。 多変量ポアソン一般化線形自己回帰移動平均モデルを用いた解析の結果、AML発症率に長期的な上昇傾向が見られ、AMLの月発症率の年0.4%増加(95%CI 0.2-0.6、P=0.0011)が認められた。発症率は1月が最も高く、1月との平均差は2月が7%(P=0.0143)と最も小さく、11月(P<0.0001)および8月(P<0.0001)が16%と最も大きかった。この季節の影響は、性別や年齢によるサブグループ間でも同じだった。著者らはこの結果から、ウイルスや環境的因子などの影響が示唆されると結論を示している。...
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