OSAの軟組織手術で炎症マーカー改善

閉塞性睡眠時無呼吸（OSA）に対する軟組織手術による血清炎症マーカー改善作用を試験26件（患者計1187例）の系統的レビューとメタ解析で検討。主要評価項目は、術前・術後の血清バイオマーカーの値した。 その結果、軟組織手術でC反応性蛋白（CRP）（標準化平均差－0.377）、総コレステロール（同－0.267）、低比重リポ蛋白（LDL）（同－0.201）、インターロイキン-6（同－1.086）、腫瘍壊死因子α（同－0.822）、トリグリセリド（同－0.186）、レプチン（同－0.519）が大幅に低下した。メタ回帰分析では、加齢、術前CT90（全睡眠時間に占める酸化ヘモグロビン飽和度90％未満の累積睡眠時間の割合）高値および術後CT90の大きな変化に術後CRP低下との相関が示された。無呼吸低呼吸指数（AHI）の大幅低下で総コレステロールおよびLDLの大幅な低下が見られた。BMIおよびAHIの大幅な低下で高比重リポ蛋白（HDL）の大幅な上昇も認められた。...