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1日2杯の紅茶で全死因死亡リスク低下

2022年9月11日  Annals of Internal Medicine

英国で紅茶の摂取と全死因死亡および原因別死亡との相関を前向きコホート研究で評価。2006-10年に追跡開始前のアンケートに回答した40-69歳の男女49万8043例を解析対象とした。 その結果、追跡期間中央値11.2年の間に、紅茶を1日2杯以上摂取している参加者で、紅茶摂取量が多いほど全死因死亡リスクのわずかな低下が見られた。紅茶を全く摂取しない参加者と比較したハザード比は、1日1杯以下が0.95(95%CI 0.91-1.00)、2-3杯が0.87(同0.84-0.91)、4-5杯が0.88(同0.84-0.91)、6-7杯が0.88(同0.84-0.92)、8-9杯が0.91(同0.86-0.97)、10杯以上が0.89(同0.84-0.95)だった。全心血管疾患、虚血性心疾患および脳卒中による死亡率との逆相関が認められた。コーヒー摂取の有無やカフェイン代謝の遺伝子スコアとは関係なくほぼ同じ結果が得られた。...