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メポリズマブで小児の好酸球性喘息の増悪抑制

2022年9月11日  Lancet

米国で、好酸球性喘息の6-17歳の小児290例を対象に、メポリズマブによる喘息の増悪抑制効果を無作為化二重盲検プラセボ対照並行群間試験で検討した(MUPPITS-2)。 都市部に住み、過去1年間に2回以上の増悪があった患児を無作為化によりメポリズマブ群(6-11歳40mg、12-17歳100mg)とプラセボ群に割り付け、4週に1回の注射を52週間、ガイドラインに基づく治療とともに継続した。主要評価項目は、intention-to-treat集団で52週間に全身性コルチコステロイドによる治療を実施した喘息増悪の回数とした。 喘息の平均増悪回数は、メポリズマブが0.96回、プラセボが1.30回だった(率比0.73、95% CI 0.56-0.96、P=0.027)。メポリズマブ群の29%とプラセボ群の11%に試験薬投与下での有害事象が発現した。メポリズマブに起因する死亡はなかった。...